
シミには原因や出来方によっていくつも種類があります。
シミが気になりだしてから美白化粧品を使う人が多いですが、実は美白成分では改善できないシミもあります。
美白成分が効かないシミに延々と高い美白化粧品を付け続けても意味がありません。
そこでこの記事ではシミの種類別にケア方法をご紹介します。
[toc]シミのタイプに合わせたお手入れをしましょう
シミには5つの種類があります。
まずは自分のシミを確認しましょう。
老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
別名「日光性黒子」とも呼ばれ、日焼けの積み重ねによってできるシミです。
シミの中でも最も多いのがこの老人性色素斑です。
紫外線による肌のダメージが少しづつ肌の奥に蓄積し、肌にシミとなって現れたものです。
特徴
頬骨の高い位置から出来始める事が多く、丸い色素斑。
出来始めは薄い茶色をしていますが、ケアをしないと濃くハッキリとしたシミになります。
予防方法
毎日のUVケア
改善方法
ごく初期の薄いシミの場合は美白化粧品が効果を発揮します。
ただし、濃く定着してしまったものは美白化粧品では消えません。

肝斑(かんぱん)
女性ホルモンの乱れが原因のシミ
シミは紫外線が原因で出来るというイメージがありますが、肝斑はホルモンバランスの乱れからできるシミです。
特徴
頬を中心に左右対称に出来る事が多く、薄い茶色、もしくは灰色の様な色をしています。
形は筆でサッと塗ったような形で、丸いシミやポツポツしたものは肝斑ではありません。
予防方法
ホルモンバランスを整える事が重要です。
規則正しい睡眠や食事。ストレスを溜めないようにしましょう。
肝斑は紫外線で濃くなる事もあるので、紫外線対策もしっかり行ってください。
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炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
ニキビや傷、虫刺されなど肌に炎症を起こし、跡が残ったシミ
頬からアゴに出来るニキビはとくに炎症性色素沈着を起こしやすくなります。
特徴
ゴシゴシ肌をこすって洗顔をする人や、メイクをコットンで落とす際強くふき取る、強い力でマッサージをする。
このような習慣がある人は炎症を起こしやすくなります。
それらの行為がメラニンの生成を増やして全体的にくすんだり、色黒のように見えてしまったりもします。
肌に合っていない化粧品を使い続けて炎症を起こす人も!
予防方法
まずは炎症を起こすような刺激を肌に与えない事。
炎症の原因を取り除けばゆっくりと消えていくものが多いです。
しかしその上から日焼をすると残ってしまう事もあるので紫外線対策は必須です。
炎症性色素沈着にはピーリングが即効性があります。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
シミから更にイボのように盛り上がってできたシミ
表面は干しぶどうのようにボツボツとしています。
特徴
色は褐色や黒っぽい色で加齢や紫外線の影響で出来ます。
手の甲に出来るポツポツとしたシミも多くは脂漏性角化症です。
予防方法
老人性色素斑と同じく普段から紫外線対策を徹底することが肝心です。
皮膚の構造そのものが変化してしまう脂漏性角化症には美白化粧品は効きません。

雀卵斑(ソバカス)
多くは10代からできるシミ
小さなシミをそばかすと言いますが、厳密には遺伝的なものだけを指します。
特徴
シミの形は丸ではなく、三角や四角をしています。色白の人に特に多いのが特徴です。
予防方法
基本的には遺伝なので完全に防ぐことは難しいです。
ただし、紫外線を浴びると更に濃くなる場合があるのでUV対策は必須!
レーザー治療で綺麗に消す事ができますが、遺伝的なものなので再発する事もあります。
美白化粧品も遺伝要素が強いためあまり効かない事の方が多いです。


シミが出来たからと言って、むやみやたらに美白化粧品を使っても改善できない事が分かったと思います。
もし自分で判断が出来ない場合は、美容皮膚科などで相談し、あなたのシミに合ったケアをしましょう♪