お肌の老化の原因の70%~80%は紫外線と言われています。
若々しい肌をキープするには、紫外線対策は必須!
そこでこの記事では日焼け止めの選び方や日常簡単に行える紫外線対策についてご紹介したいと思います。
[toc]肌の大敵!紫外線の種類を覚えよう
紫外線は太陽光の一つで、ウルトラバイオレットライトといい、UVと略されています。
UVにはUVC・UVB・UVAと分かれており、
地上まで届くUVはUVAとUVBです。

紫外線A波とB波の違いとは?
UVA
日焼け直後に肌を黒くします。
既に肌の中にあるメラニンが、形を変えて濃くすることで起こりますが、これは一時的なものです。
ただし、真皮まで到達しコラーゲンを破壊し、シワやたるみなどの原因に!
UVB
UVAに比べ、比較的皮膚の浅い所までしか到達しませんが、赤くヒリヒリと炎症を起こします。
皮膚細胞の遺伝子DNAを傷つけ、シミやシワの原因となります。
メラノサイトを活発にし、メラニンを生成してしまいます。


知っておこう!日焼け止めの役割
紫外線対策で一番に思いつくのが、日焼け止めクリームだと思います。
日焼け止めクリームには、「SPF」や「PA」などの表示がありますが、これは何のことか理解していますか?

ではまず、「SPF」と「PA」についてご紹介します。
日焼け止めの「SPF」とは?

UVBによって、肌が赤くヒリヒリする現象を「サンバーン」と言います。
SPFはそのサンバーンの発生をどれだけ遅らせるかを測定し数値化しています。
サンバーンを起こすまでの時間は20分と言われいて、例えばSPF50ならその50倍。
20×50=1000分まで発生を遅らせられるという事になります。
数値が高いほどカット効果は強くなり、現在の最高値はSPF50+
日焼け止めの「PA」の効果は?

UVAによって肌が黒くなることを「サンタン」と言います。
このサンタンをどれだけ遅らせるかを数値化したものになります。
+の数が多いほどカット力が強く最高値はPA++++です。
SPFとPAどっちを選べばいいの?
日焼け止めに表示されている「SPF」と「PA」の違いは分かりましたよね。

UVBは地上に届く紫外線の中で割合は5%のみです。
こう考えるとUVA対策の「PA」を優先すべきとだと思いがちですが、UVBのの破壊力はUVAよりも絶大なんです。

その為、長時間外にいる場合は「SPF」値の高い日焼け止めを優先すると良いですね。
しかし、UVAはUVBに比べると肌に与えるダメージは少ないですが、地上に届く紫外線の95%を占め、雨や曇りの日でも降り注いでいます。
また、室内にいても窓ガラスを通過し、真皮まの奥まで届いてしまうので、天気が悪い日や室内にいる日でも「PA」の表示がある日焼け止めを使いましょう。

季節や生活シーンに応じて選ぼう
紫外線の量は一定ではないので「SPF」と「PA」の数値は環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
日本には四季があり、気温や湿度の変化がありますが紫外線が降り注ぐ量も変化しています。
以下を参考に日焼け止めを選ぶと良いでしょう♪
SPF40以上/PA++以上
- 海
- 雪山
- もっとも多く紫外線が降り注ぐ夏
紫外線量がもっとも多く降り注ぐのはUVA・UVB共に夏。
海などの紫外線が強い場所に行く場合は、SPF40以上PA++以上の日焼け止めを使うと良いです、
また夏以外でも油断は禁物。

これは雪面が紫外線を80%も反射することで起こります。
雪山に行くときも、夏同様の日焼け止めをおすすめします。
SPF25/PA++以上
- 春の日常生活
- 秋の日常生活
- 冬の日常生活
夏ほど日差しが強くないからと言って油断は禁物です。
夏以外の春・秋・冬もUVA・UVBは降り注いでいます。
効果的な日焼け止めの塗り方
日焼け止めを塗っていたのに、日焼けしてしまったという事はありませんか?

また、白浮きしてしまうからと塗る量が少ない人がいますが、メーカーが推奨している量をしっかりと塗る事がとても大切です。
その他以下の事に注意しきちんと日焼け止めを効かせましょう
- 2~3時間おきに塗りなおす
- 顔の側面・首にもしっかりと塗る
- ウォータープルーフでもしっかりと塗り直しする
- ムラなく伸ばす
日焼け止めクリームの問題点
日焼け止めの効果を得る為にはメーカー推奨の量を塗るとお話しましたが、
実際その量を塗ると白浮きしたり肌がべた付くことがあります。
また、厚く塗りすぎると毛穴をふさいで肌に負担をかける事もあるんですよ。

日常はパウダーファンデーションで代用できる

ファンデーションには日焼け止め化粧品にも含まれる紫外線散乱剤が含まれているいます。
UVカットなどの表示が無いファンデーションでもUVカットの効果があるんですよ♪

特にパウダーファンデーションは粉の成分が紫外線を跳ね返し、日焼け止めと同様の効果を発揮します。
リキッドやクリーム状のファンデーションもある程度はUVカットの効果はありますが、
パウダーファンデーションに比べて顔料の密度が低いので日焼け防止効果は低いです。

フェイスパウダーにもパウダーファンデーションと同様の効果があるから、
塗り直しはフェイスパウダーでOKです☆
正しいUVケアで肌を守ろう
肌を老けさせない為にも紫外線対策は必須です。
紫外線が多い季節や場所では、SPF40以上/PA+++以上の日焼け止めを塗り、
更にその上からパウダーファンデーションを塗ると効果大です。
紫外線が少ない時期でもパウダーファンデーションでしっかりと紫外線をブロックしましょうね!
UVケア以外でも出来る対策として
- 日傘をさす
- つばの広い帽子をかぶる
- 長袖を切る
- 日陰を選んで歩く
などの肌の露出を控え物理的に紫外線を遮断するのも有効です。

日常生活において完全に紫外線をブロックするのは非常に大変です。
シミやシワが出来てから後悔しないように
まずは出来るところから紫外線対策をしてみてくださいね。