日本の夏は蒸し暑く、その上汗で肌がべたつくため、保湿の必要性をあまり感じないですよね。
べたつく肌に保湿をする気が起きなくて、お風呂上りには化粧水だけで済ませるという人もいるくらいです。
しかし、夏でもしっかり保湿しなければ、肌の老化は進行してしまいます!

乾燥は冬だけのもの?
冬は湿度が極端に低くなり空気が乾燥するせいで、肌の水分も奪われて乾燥してしまいます。
口の周りがかさかさになったり、目の周りに小じわが増えたりと、乾燥による肌への影響も目に見えて分かりますね。
こういった影響から、乾燥といえば冬といった印象を持っている人がほとんどではないでしょうか。
しかし、乾燥は冬だけのものなのかというと、それは大きな間違いです。

夏の乾燥は肌の内側で進む
一日中稼働している冷房、強力な紫外線、汗を流すためにシャワーの回数が増えることなど、様々な要因で夏の肌は乾燥します。
夏は湿度の高さや暑さによる汗によって、肌の表面が湿っています。
さらに、冷房や紫外線などの影響で肌が乾燥すると、それを解消しようと皮脂を分泌します。
そのため、表面的には十分肌は潤っているように感じてしまいます。
これでは冬に比べて夏は肌が乾燥していないと思っても仕方がないですね。
しかし、それは表面的なものです。夏の乾燥は肌の内側で確実に進行しているのです!
加齢とともに肌の保湿力は下がる

この量は50代では20代の約半分にまで落ち込みますので、人は加齢とともに肌の保湿力が下がるということですね。
乾燥した肌は、これ以上水分が外に出ていかないように蓋をしようと皮脂を分泌します。
そのため表面は皮脂でテカテカして、内側ではカラカラ状態というインナードライが引き起こされます。
保湿を怠ると、このインナードライはますます進行します。
乾燥している状態の肌は大変デリケートでバリア機能を失っていますので、しわやたるみといった老化の進行を早めてしまいます。
1年中保湿ケアはしっかり
肌は季節と関係なく乾燥しますので、保湿ケアは冬だけでなく、1年中必要です。
スキンケアには、保湿成分として優秀なセラミドを是非取り入れるようにしましょう。
夏は紫外線の影響もありますから、シミを防止するためにも、メラニン生成を抑制するビタミンC誘導体が含まれたものもおススメです。
皮脂が活発でニキビが出来やすいので、夏はあまり重たいものをつけたくないという人もいますよね。
その場合は重たいクリームを避け、軽いテクスチャの乳液やジェルを選ぶのも一つの手です。

水分をたっぷり与えた後に、油分で蓋をするという基本は守らなければなりません。
肌の状態を見ながら基礎化粧品を選んで保湿ケアをしましょう!
保湿は美肌の基本!
夏は汗をかいてベタベタしているため、保湿の必要を感じることは少ないですね。
しかし、一見乾燥していないように見えても、実は肌の内側は乾燥しています。
保湿を怠ると、たるみやシワの進行が早まってしまいます。
乾燥を感じないからと油断せずに、しっかり保湿をして肌の老化対策をしましょう。